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2018.08.20

【きんもくせい通信】特殊光について

こんにちは、東京ベイサイドクリニックです。

先日久しぶりに内視鏡技師研究会を聞きに行く機会がありました。他の病院の技師さんや医師や看護師が集まって、研究発表や取り組みについて発表したりするものです。私は講演を聞く側でした。食道アカラシアを拡張術ではない方法で治す取り組みや、逆流性食道炎によるQOL低下を内視鏡で治せないかや、薬剤部との連携の話、食道癌発症した方は口頚部癌も併発または後発する可能性が高いのでどうやって口腔内を見ていけばいいのかなどの話が出ており聞いてて面白かったです。

食道癌の話の時に特殊光の話が出ていたことと、また以前患者様から「こんな色で私大丈夫なんでしょうか?」と質問があったので特殊光についての話をしたいと思います。

特殊光とはその名の通り特殊な光です。当院でも使用しているオリンパスのカメラだとNBIというのがそれに当たります。通常の光だと下の左の写真のようになるのですが、NBIという光にすると右のような写真になります。

この特殊な光によって、細胞の血管の形を見やすくして、癌かどうかある程度絞ることが出来るのです。食道だとブラウニッシュエリアという周りより茶褐色の粒々の域として見やすくなり、ポリープ等の場合だと血管の形が悪くなるにつれて崩れていくので取った方が良い物なのかの判断基準にもなります。

富士フィルムのカメラになるとBLIという血管の表面構造をより見やすくするものや、LCIという赤色をより赤く白をより白くして炎症診断をサポートする役割をするものが特殊光に当たります。

食道の癌を見る為にルゴールという色素を撒いて見ていく方法があるのですが、使用すると胸やけがあり患者様への負担になるという欠点がありました。この特殊光がある事で、ある程度癌の有無を見ていくことが出来るようになり、全例撒く必要がなくなって患者様への負担が少なく検査が出来るようになりました。

当院でもNBIを使用しており、検査後の負担も少なく検査を行っています。検査が不安で悩まれている方、当クリニックにお問い合わせ頂ければと思います。

ペンネーム 『真実』(きんもくせいの花言葉より引用)