胃内視鏡的洗腸液注入法【GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:GEII】

  1. 胃内視鏡的洗腸液注入法とは
  2. GEIIの動画を見る
  3. 2Lの洗腸液を飲むことが辛い方のために
  4. 当院GEIIの特長【安全性】
  5. 内視鏡医の資質とは
  6. これから内視鏡検査を受ける方へ

胃内視鏡的洗腸液注入法とは

元々は関西の先生が下剤困難症や高齢な方などに実施されていたようですが、当院では開院より初代院長が改良を重ね、安全性と効率性を格段に高めた結果、全国・海外からも日々多数の患者様にご来院頂いております。
内視鏡技術と鎮静薬の進歩により、内視鏡検査中の苦痛は軽減されており、次の問題点は大腸カメラ前の腸管洗浄であり、下剤の進歩もあり洗腸液量も従来ほど多量の内服は不要と言え、患者様にとって大きな問題点の一つである以上、次の時代の内視鏡検査技術は、この腸管洗浄に伴う身体的・精神的・時間的負担をいかにして取り除くかが、大きな関心事と言えます。
その点で、当院が独自に改良を重ね完成度を高めた胃内視鏡的洗腸液注入法(GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:GEII)は、内視鏡検査の中心となりうると言えます。

 
※検査技術の名称として、従来の【内視鏡的洗浄液注入法】が認知されつつありますが、大腸内視鏡下に腸管洗浄液を注入しながら行う浣腸的内視鏡検査と区別する理由で、当院では無痛胃カメラ下に小腸へ腸管洗浄液を注入する前処置法を胃内視鏡的洗腸液注入法と呼称しております。

2Lの洗腸液を飲むことが辛い方のために

大腸内視鏡検査では、大腸に内容物が残っていると観察できない部分が出てしまうため、2Lという多量の洗腸液を飲む必要がありました。大腸内視鏡検査自体の苦しさは激減しましたが、この洗腸液を飲むという準備をとてもつらいとお感じの患者さまは少なくありません。特に、普段、あまり水分を摂らない方の場合、飲み切ることができないケースが多くありました。そこで、当院では多量の洗腸液を飲まずに検査可能なGEIIを導入して、患者さまのご負担を軽減しています。

 

 

当院GEIIの特長【安全性】

検査当日の午前中にご来院いただき、まずは無痛胃カメラを受けて頂き、食道や胃の観察後に胃カメラを通して十二指腸に洗腸液を一定量注入してしまう胃カメラ検査が無痛胃内視鏡的洗腸液注入法(Completely Painless GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:CP-GEII)です。
尚、麻薬や麻酔薬は一般的な無痛内視鏡検査の1/4~1/3とごく少量ですが、内視鏡検査薬剤として広く多用されている鎮静剤の点滴注射と、実績に基づく医師の挿入技術により検査中は無痛となり、検査直後すぐに目も覚めますのでご安心下さい。
当院のCP-GEII症例は年齢10代~80代、体重40~100kgと多様な患者様への検査に対応しております。
直接、内視鏡で確認しながら洗腸液を注入するため安全で、洗腸液を飲む必要は一切なく、注入して30分から1時間で排便が始まり、1~2時間で透明な便になりましたら大腸カメラ検査を行います。このように下剤内服に比べて排便時間が短く、なおかつ排便回数も纏まって少なくなるため、おしりやからだにより負担の少ない優しい検査法と言えます。その証拠に、当院では9割以上の方が次回も同じ検査法を希望されております。
ご来院からご帰宅まで目安4~5時間となりますが、実は下剤内服する場合よりも全体の所要時間は2~3時間短縮して全ての検査が終了する事もこの検査法の利点の一つです。
また、洗腸液注入の際に胃カメラ検査を受けられますので、別日をご用意いただくより両検査を受けやすいと思います。胃カメラ注入から大腸カメラまでの1~2時間は、ららぽーと館内でお買物をして頂く事も可能です。
スケジュールは、前夜に下剤2錠と水薬10mlを服用して、一番はやい方で翌朝9時前にご来院いただき、全ての検査が終わってリカバリーがすみ、結果説明を受けるのは13頃が早い方の目安となります。(当日のお通じの状況によっては、お時間前後する可能性がございます)
多量の洗腸液を飲むことが苦痛だった方も、これでしたらお身体にもお気持ちにもご負担なく検査を受けて頂けます。

これから内視鏡検査を受ける方へ

内視鏡学会的には胃カメラ検査のみを受ける場合でも、大腸カメラ検査を実施している医療機関で受けた方が苦痛が少なく精度の高い検査が受けられると常識化しておりますが、GEIIが確立された現在、実施可能な機関は限定されますが、胃・大腸いずれも内視鏡検査を受けるのであれば、当院同様、GEIIが実施可能な内視鏡検査機関での受診が望ましいと考えられます。なぜなら安定したGEIIを数多く実施するためには、様々な患者様や状況に的確に対応する豊富な経験と確かな技術が必要とされるためです。

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