胃内視鏡的洗腸液注入法【GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:GEII】

次世代の手技◆胃内視鏡的洗腸液注入法(GEII)とは

元々は関西の先生が下剤困難症や高齢な方などに実施されていたようですが、当院では開院当初より院長が改良を重ね、安全性と効率性を格段に高めた結果、2018年現在当院では月間150件以上(可能な他院で多くても50件以下なのでダントツ日本一!)と全国1位の実績となり、全国各地はもとより海外からも老若男女を問わず多数ご来院されております。
内視鏡技術と鎮静薬の進歩により、内視鏡検査中の苦痛は完全に解決されたと言っても過言ではない今日、次の問題点は大腸カメラ前の腸管洗浄であり、下剤の進歩もあり洗腸液量も従来ほど多量の内服は不要とは言え、いまだ被検者にとって大きな問題点の一つである以上、次の時代の内視鏡検査技術は、この腸管洗浄に伴う身体的・精神的・時間的負担をいかにして取り除くかが、大きな関心事と言えます。
その点で、当院が独自に改良を重ね完成度を高めた内視鏡的洗腸液注入法(GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:GEII)は、まさに次世代内視鏡検査の中心となりうる技術進歩の正しい形と言えます。

 
※検査手技の名称として、従来の【内視鏡的洗浄液注入法】が認知されつつありますが、大腸内視鏡下に腸管洗浄液を注入しながら行う浣腸的内視鏡検査と区別する理由で、当院では無痛胃カメラ下に小腸へ腸管洗浄液を注入する本手技を【胃内視鏡的洗腸液注入法】と呼称しております。

GEIIを実施している全国の医療機関一覧

Aクリニック(兵庫県芦屋市)

Fクリニック(東京都中央区) 

T病院(大阪府大阪市) 

※自院調べ

2Lの洗腸液を飲むことが辛い方のために

 

大腸内視鏡検査では、大腸に内容物が残っていると観察できない部分が出てしまうため、2Lという多量の洗腸液を飲む必要がありました。大腸内視鏡検査自体の苦しさは激減しましたが、この洗腸液を飲むという準備をとてもつらいとお感じの患者さまは少なくありません。特に、普段、あまり水分を摂らない方の場合、飲み切ることができないケースが多くありました。そこで、当院では多量の洗腸液を飲まずに検査可能なGEIIを導入して、患者さまのご負担を軽減しています。

 

当院のGEIIの流れ

検査当日の午前中にご来院いただき、まずは完全無痛胃カメラを受けて頂き、食道や胃の観察後に胃カメラを通して十二指腸に洗腸液を一定量注入してしまう胃カメラ検査が完全無痛胃内視鏡的洗腸液注入法(Completely Painless GastroEndoscopic Intestinal Irrigation:CP-GEII)です。
検査中は、内視鏡検査薬剤として広く多用されている鎮静剤注射と、圧倒的実績に基づく院長の挿入技術により完全無痛となり、検査直後すぐに目も覚めますのでご安心下さい。

2018年現在、当院のCP-GEII症例は年齢10~91歳、体重30~133kgと多様な患者様に実績があり、これも当院院長が開発したCP-GEIIが、いかに手技として安定しているかを物語っております。
直接、内視鏡で確認しながら洗腸液を注入するため安全で、洗腸液を飲む必要は一切なく、注入して30分から1時間で排便が始まり、1~2時間で透明な便になりましたら大腸カメラ検査を行います。このように下剤内服に比べて排便時間が短く、なおかつ排便回数も纏まって少なくなるため、おしりやからだにより負担の少ない優しい検査法と言えます。その証拠に、当院では9割以上の方が次回も同じ検査法を希望されております。
院内滞在時間は2~3時間となりますが、実は下剤内服する場合よりも全体の所要時間はむしろ2~3時間短縮して全ての検査が終了する事もこの検査法の利点の一つです。
また、洗腸液注入の際に胃カメラ検査を受けられますので、別日をご用意いただくより両検査を受けやすいと思います。胃カメラ注入から大腸カメラまでの1~2時間は院内でお貸出しのミニテレビやタブレットPCをご利用されたり、ららぽーと館内でお買物やお茶する事も可能です。
スケジュールは、前夜に下剤2錠と水薬10mlを服用して翌朝9時にご来院いただき、全ての検査が終わってリカバリーがすみ、結果説明を受けるのは12〜13時が目安となります(8:45胃カメラ・下剤注入開始→9:50大腸カメラ開始→10:20結果説明・お会計と、最短で院内滞在が2時間未満であった方もいらっしゃいます)。
多量の洗腸液を飲むことが苦痛だった方も、これでしたらお身体にもお気持ちにもご負担なく検査を受けて頂けます。

次世代内視鏡医の資質とは

内視鏡挿入時の苦痛は勿論の事、大腸内視鏡検査前の腸管洗浄に伴う身体的・精神的・時間的苦痛を最大限に排除できる技術と経験が求められています。
2018年現在、当院の大腸内視鏡検査は全体の7割以上がGEIIによる次世代大腸内視鏡検査(洗腸液を内服する従来の大腸内視鏡は3割以下)となっております。

これから内視鏡検査を受ける方へ

内視鏡学会的には胃カメラ検査のみを受ける場合でも、大腸カメラ検査を実施している医療機関で受けた方が苦痛が少なく精度の高い検査が受けられると常識化しておりますが、GEIIが確立された現在、実施可能な機関は限定されますが、胃・大腸いずれも内視鏡検査を受けるのであれば、当院同様、GEIIが実施可能な次世代内視鏡検査機関での受診が望ましいと考えられます。なぜなら安定したGEIIを数多く実施するためには、様々な患者様や状況に的確に対応する豊富な経験と実績が必要とされるためです。