こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
女性は男性に比べて排便回数が少なく、便秘の人が多いといわれています。
そこで今回は女性に便秘が多い理由についてお話ししたいと思います。
【 筋力の不足 】
人間の体は直腸に下りてくると便意を感じます。便を押し出すためには筋力が必要ですが、女性は男性に比べて腹筋が弱いため、便秘になりやすいと言われています。
【 女性ホルモンの影響 】
女性ホルモンの一つである「黄体ホルモン」。黄体ホルモンの特徴として体の中に水分を貯めこむ作用があるのです。そのため黄体ホルモンが多く分泌される排卵から月経までの期間は、大腸の腸壁から水分の吸収が促され、腸の収縮運動が弱くなったり、便が固くなり便秘につながります。
【 ダイエットの影響 】
食事量が減ると腸への刺激が弱まって腸の動きが悪くなり、便が排出されにくくなります。
【 精神的要因 】
女性は人前でトイレに行くこと自体に恥ずかしさを感じ、便意を感じても我慢してしまうことが多くあります。この我慢が常習化すると、便意を感じる閾値が上がり、排便反射そのものが弱くなってしまいます。
便秘を予防するために、適度に運動したり、乳酸菌・食物繊維や水分を十分にとり腸内環境を整える、便意がなくても毎朝時間に余裕をもってトイレに座るなど、できる対策をしていきましょう。
生活を見直すことは不可欠ですが、便秘の改善のためには薬が必要な場合もありますし、腸壁に病気が潜んでいることもあります。
便秘が続いてお悩みでしたら、気軽に当クリニックにご相談ください。
<ペンネーム『誠実』スミレの花言葉より引用>