こんにちは、東京ベイサイドクリニックです。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
だんだん春の訪れを感じ暖かくなる日が待ち遠しいですね。
今日は噛む力、咀嚼の運動不足について、お話をしていきます。
歯で噛み砕くことを咀嚼と言います。近頃は口当たりの柔らかいものが好まれるようになり、「かまない」「かめない」「かむ意欲がない」といった咀嚼の運動不足になっている人がいるようです。
咀嚼不足は消化を悪くするだけでなく食べ過ぎにもつながり、延いては生活習慣病の遠因にもなります。
よく噛んで食べる習慣を大切にしましょう。
①よく噛んで食べるには、一度に口に食べ物を詰め込まず、少量ずつに分けて食べましょう。
②汁物と一緒に流し込むのは避けましょう。
③噛みごたえのある魚介類、根菜類、海藻類やキノコなどをバランスよく取りましょう。
④時間にゆとりをもって食事をしましょう。しっかりと噛むことで唾液の量が増えます。唾液の中に含まれる免疫物質は口の中の細菌を減少させます。
唾液による浄化作用により虫歯や歯周病、口臭予防にもつながります。
意識的に咀嚼や唇、舌の運動を促すようなタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養が豊富で噛む力が必要な食品を選択し、咀嚼や嚥下機能に関わる筋力を維持させることが大切です。
このような意識を持つことで、嚥下機能だけでなく、全身の筋力や身体機能も維持でき、食事や会話を楽しむことは、健康寿命を保つ秘訣にも繋がります。
噛む力を鍛え、食べる楽しみの機会を増やし毎日を楽しんで過ごしましょう。
<ペンネーム『喜びを運ぶ』ガーデニアの花言葉より引用>