こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
急に気温が高くなり、熱中症についてのニュースを目にすることが多くなりました。
熱中症は、夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れていない梅雨明けの時期にも起こります。
また屋外だけでなく、高温多湿の室内でも発症します。
症状が深刻なときは命に関わることもありますが、正しい知識があれば予防することができます。
熱中症を知り、自分でできる熱中症対策を心がけましょう。
★日常生活での熱中症予防のポイント★
- ・こまめに水分補給する
- ・エアコン・扇風機を上手に使用する
- ・シャワーやタオルで身体を冷やす
- ・部屋の温度を計り適切な温度管理をする
- ・部屋の風通しを良くする
- ・涼しい服装にする。外出時には日傘、帽子を着用する
- ・緊急時・困った時の連絡先を確認する
- ・気温が高い時は激しい運動などは避け、無理をしない
熱中症が疑われる際の対応・応急処置は以下となります。
- ★症状の確認★
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熱中症が疑われる時には、適切に応急処置をする必要がありますが「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」場合はすぐに救急車を要請しましょう。
また、救急車が到着するまでの間に現場での応急処置も必要となります。
- ★現場での応急処置★
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救急車を呼んだ場合もそうでない場合も、現場では速やかな処置が必要です。
症状や重症度に関わらず、熱中症が疑われる時には涼しい場所へ移動し身体を冷やすことと、水分と電解質を速やかに補給する必要があります<涼しい場所へ移動させる>
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などの涼しい場所へ移動させましょう。
<身体を冷却する>
- 衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させます。
- 露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
- 氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やしましょう。
- ★水分・電解質の補給★
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意識がはっきりしているなら、電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませて下さい。
- 汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり40~80mg含んでいる飲料)や経口補水液などが最適です。
- 「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には
誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。
「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。
これから夏に向けて、また気温が上がっていきます。
正しい対策をして夏を乗り切りましょう!ペンネーム『乙女の純潔』(コスモス花言葉より引用)