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2022.03.21

【勿忘草通信】感染性胃腸炎について

こんにちは東京ベイサイドクリニックです。

暖かくなってきた日も出てきましたが、依然として空気が乾燥した日々が続いておりますね。
空気が乾燥した季節には胃腸風邪が流行ることはご存知でしょうか?

胃腸風邪とは“感染性胃腸炎”のことで、ウイルス・細菌感染により胃腸で様々な不調が起こる病気です。

ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染により起こるケースが多く、冬から春の時期にかけて流行します。
感染するウイルスにより特徴的な症状は異なりますが、主に嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。
感染性胃腸炎の感染力は強力なので、家族間などで感染しないように注意することが必要です。
嘔吐した際にそれに触れると、それを介して感染が起こることがあるので、症状による吐しゃ物を処理する際は十分に注意して、手洗いや塩素系漂白剤を100倍に薄めたものでしっかりと行いましょう。

★100倍に薄めた塩素系漂白剤★

水をペットボトル500mlに市販の塩素系漂白剤をペットボトルキャップ1杯(5cc)入れたものが100倍に当たります。間違って飲まないように気を付けてください。使用したら作り置きはせず、すぐに捨ててください。

感染性胃腸炎の主な原因はウイルス感染によるもので、特にロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスによる感染が多いです。
12月ごろの冬の時期はノロウイルスによる感染が多く、春の時期はロタウイルスの感染が多いとされています。
アデノウイルスは年間通じて感染します。
そしてロタウイルスによる感染性胃腸炎は小さなお子様(生後6ヶ月から2歳ごろ)で起こりやすく高熱や水様便が症状として現れます。
ノロウイルスは強い吐き気・嘔吐が特徴的で、熱はそれほど高くならないとされています。
なお、多くはありませんが細菌感染により起こる細菌性胃腸炎もあり、この場合は高熱、激しい下痢、腹痛、血便などの症状が現れ、重症化することも多いのでかかりつけのクリニック・病院に電話をして対応可能かどうかを確認してから受診しましょう。

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感染性胃腸炎の潜伏期間は原因となるウイルス・細菌によって異なりますが、一般的に潜伏期間は1~3日程度とされています。
症状が現れる期間はノロウイルスで1~2日程度、ロタウイルスで5~6日程度とされています。
ただし、感染しても症状が現れなかったり、現れたとしても軽度であったりする場合があります。感染性胃腸炎と診断された場合、まずは嘔吐や下痢などの症状による脱水症状を防ぐために小まめな水分補給を行い、安静にして経過観察するほか、感染性胃腸炎にかかると胃腸が弱くなるので、食事量を抑えて、火を通した料理を適量食べるようにしましょう。
食べ物を消化・吸収しにくくなっているので、料理の際は食材を細かく刻んだり、柔らかく煮込んだりしてください。
脂っこいものは避けて、大根やレタスなどの消化の良いもの、またリンゴやバナナなどの果物がおすすめです。
また脱水症状を起こさないために小まめな水分補給が大事ですが、一度にたくさん飲むと気分が悪くなったり、下痢になったりしますので、少量に分けて飲水するようにしてください。
さらに整腸剤などのお薬を使って症状の緩和をはかっていきます。

ペンネーム『真実の友情』ワスレナグサの写真画像(勿忘草の花言葉より引用)

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