こんにちは、東京ベイサイドクリニックです。
新型コロナウィルスの影響で自粛生活が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
1月に行われる行事と言えば初詣、書初め、成人式、鏡開きなどがありますが、
五節句の “人日(じんじつ)の節句“ 1月7日に七草を食べる風習があります。
五節句とは他に “上巳(じょうし)の節句” “桃の節句” “端午の節句” “七夕(しちせき)
の節句” “重陽(ちょうよう)の節句” があり、江戸時代の重要な年間行事として定められていたそうです。
“人日の節句”は、唐の時代の中国から伝わったもので7種類の草の入った吸い物を食べて無病息災を願う
「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という風習と年の初めに芽吹き、邪気を払ってくれるという
日本の「若菜摘み」という風習が結びつき、七草粥を食べる風習が広まったと言われています。
では、七草とはどんな植物なのでしょうか?
芹(セリ):競り勝つ。鍋物や和え物のも使われる馴染みのある食材です。
薺(ナズナ):ぺんぺん草ともいい、撫でて汚れを取り除くという意味が込められています。
御形(ゴギョウ):仏様の体という意味で、母子草(ハハコグサ)ともいいます。
繁縷(ハコベ):ハコベラともいい、繁栄が広がるという意味です。
仏の座(ホトケノザ):仏様が座禅を組んでいるような花の形から呼ばれています。
菘(スズナ)・・・神を呼ぶ鈴に見立てられています。カブのことです。
清白(スズシロ)・・・汚れのない清白を表しています。大根のことです。
七草の名前は、縁起の良い語呂合わせの呼び方になっています。
普段は「雑草」や「菜っ葉」とひとくくりにしてしまいがち七草ですが、
新年の難病息災を願いながら七草粥をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
ペンネーム『大切な思いで』 (もみじの花言葉より引用)