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2020.12.14

【ハイビスカス通信】冬にかかりやすい感染症

こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。

日に日に寒さも増し、本格的な冬が近づいてきてますね。
皆様体調のほうはいかがでしょうか?
先月感染症対策についてお話させていただきましたが、今回は冬の感染症についてお話させていただこうと思います。

冬は低温低湿度となりやすく、様々な感染症が流行しやすい季節です。胃腸炎については、食品の腐敗が進みやすい暑い夏場に流行するものもありますが、食品の腐敗に関係なく冬に流行するものもあります。その多くは加熱不足や汚染物の二次感染により発生するものです。ノロウイルスやロタウイルスがその代表です。感染してから症状が出るまでの時間が短いので、あっという間に拡がってしまいます。
 インフルエンザを代表とする風邪症状を伴う感染症については、自己判断せず、適切な治療を受けてください。潜伏期間は様々です。感染していても症状が出ない期間が長くあるため、知らず知らずに感染を拡げてしまう。心配があります。感染力がなくなり、人との接触が心配ないとされる目安についても載せていますので、外出の参考にしてください。

★ノロウイルス
  ・潜伏期間:12~24時間
  ・症状:嘔吐 下痢 熱は高くならないことがほとんど
  ・予防方法:食品を90℃以上、90秒以上の加熱
  ・外出は:嘔吐 下痢が回復してから
★ロタウイルス
  ・潜伏期間:1日~3日
  ・症状:嘔吐 下痢 白い便
  ・予防方法:汚物からの二次感染を防ぐ
  ・外出は:嘔吐 下痢が回復してから
 ★インフルエンザ
  ・潜伏期間:1日~4日
  ・症状:高熱 関節痛 倦怠感
  ・予防方法:ワクチン接種 うがい手洗い 加湿 マスクの着用
  ・外出は:嘔吐 発症後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過してから
 ★溶連菌感染症
  ・潜伏期間:2日~5日
  ・症状:高熱 咽頭炎 イチゴ舌
  ・予防方法:うがい 手洗い マスク着用 加湿 タオルを共有しない
  ・外出は:適切な治療開始から24時間以上経過してから
 ★RSウイルス
  ・潜伏期間:高熱 激しい咳
  ・症状:嘔吐 下痢 熱は高くならないことがほとんど
  ・予防方法:うがい 手洗い マスク着用 加湿 タオルを共有しない
  ・外出は:症状が回復してから

コロナも増えておりますので、感染対策しっかりしていきましょう。
ペンネーム 『繊細な美』
(ハイビスカスの花言葉より)

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