こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
長い梅雨がやっと開けましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日はアニサキスについてお話をしていきます。
アニサキスとはサバ、サンマ、アジ、イワシ、ヒラメ、サケ、カツオ、イカなどの海産魚介類の刺身、冷凍処理をしていないしめ鯖などの魚介類に、アニサキスが寄生していることがあります。
アニサキスが寄生されている海産魚介類などを食べてしまうと以下の症状が出現します。
①食後数時間から10時間ほどでみぞおちの激しい腹痛、吐気、嘔吐が見られます。
②食後10時間から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状が見られることもあります。
※アニサキスアレルギー
アニサキスアレルギーの方は、死んでいるアニサキスが含まれている海産魚介類を食べても症状がでることがあります。青魚などを食べて、蕁麻疹が出る場合はアニサキスアレルギーの可能性があります。
アニサキスアレルギーは、呼吸困難など重篤なアレルギー反応が起こる場合もあるので注意が必要です。
『予防・注意点』
①十分な冷凍(−20℃で24時間以上)や加熱調理(中心温度60℃で1分以上)をする。
②アニサキスは、魚の鮮度が落ちると内臓から筋肉へ移動することが知られています。そのため、魚が新鮮なうちに早く内臓を除去し、十分に洗浄を行う。
③海産魚介類を生で食べる時は、アニサキスがいないことを目でよく見て確認をする。
④家でしめ鯖を作る場合は出来るだけ早く内臓の除去し冷凍処理をしましょう。
当院ではアニサキスの治療を行っておりますので、魚介類やしめ鯖を食べた後に、腹痛や吐気、嘔吐が見られた場合は、一度ご連絡下さい。
ペンネーム『心のやすらぎ』(ペチュニアの花言葉より引用)